デパートから投身する影【怖い話】

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あるデパートであった怖い話。

僕はある地方都市にあるデパートでアルバイトをしていた。休憩中に女性の先輩がこんな怖い話を聞かせてくれた。夕方ごろ、このフロアの窓を見ていた時の話。ちょうどこのフロアの窓からは屋上が見えるのだ。

その屋上に女の人らしき人影が見える、「あ、自殺だ」思った瞬間、影は飛び降りた。だが、途中でふっと消えてしまうという。そして、いつの間にか屋上にはさっきの影がまた飛び降りる。

飛び降り自殺ってさ、ほんの数秒で終わっちゃうじゃん、だからきっとその人、自分が死んだことに気がついてないんだよ。昔の新聞を調べたら、たしかにそのデパートの屋上から飛び降りた少女がいたことがわかった。

その話を聞いてから何ヶ月かが経った時、僕はバイト終わりに同じデパートに入っている本屋に立ち寄って本を2冊買った、そのうちの1冊は心霊写真特集みたいな本で、いつもはそういう類の本を買わないので今考えると不思議だ。

買った本はすぐに読みたくて、本屋の前にあったベンチに腰掛けて本を読みふけっていた。本に掲載されている数々の心霊写真を見ていると、パサッと女性の髪がページにかかった。

後ろに髪の長い女の人がいるのか。その時はそのくらいにしか思わなかった。髪を払いのけ、もう一度本に集中しようとすると、またパサッと髪がページにかかった。さすがにいらっとした僕は、「ちょっと、髪がかかってますよ!」と言ってうしろを振り返った。

しかし、そこには誰もおらず、結構な大声だったのか本屋の店員が不思議そうな顔でこちらを見ている。その時思い出した。以前先輩が話していた女の人が飛び降りたのはこのベンチのちょうど真上の屋上からだ。

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