釣れますか?【怖い話】

ある釣り好きのDさんという人の怖い話。あるときDさんは夜釣りにハマっていた。街灯は近くに1本しかないポイントだったが、ここがよく釣れるのだ。土手のようになっておりDさんは水面ギリギリまで出て行って釣りをしていた。

しばらくすると人の気配に気がついた。うしろを振り向くとそこには白髪の黄土色か茶色のゆかたを来た男性が散歩しているのか立っていた。

Dさんがまた仕掛けに集中していると、「釣れますか?」すぐうしろから声がした。びっくりして振り返るとさっきまで100メートルはうしろにいたゆかたの男性がすぐうしろにいる。

周辺は砂利道で歩み寄ってくればわかるはずなのだが、まったく気が付かなかった。「いやあ、釣れませんね」と答えたが、男性は魚籠をみに行って「釣れますか?」と繰り返す、ボケているのかな?と思ったが無視して、餌をつけていたとき、

「釣れますか?」ゆかたの男性の顔がDさんの顔の目の前にあった。

あまりにびっくりして、Dさんはわあ。と声を上げて竿を落としてしまった。その瞬間、男性は消えた。それからゆかたの男性はしょっちゅうDさんの釣りしているポイントに現れるようになった。友人と釣りをしている時でさえだ。「釣れますか?」という問いに「さっぱりですね」なんて答えるといつのまにかいなくなっている。友人には

「誰と話しているんだ?」

と笑われるそうだ。

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