ベトナム駐在員の怖い話

これは2年前の話です。

当時私はベトナムの首都ハノイというところで駐在員として働いていました。
仕事柄、夜遅くなることも多かった私は寝れればいいという理由でできるだけ安く、
住み心地の良い物件を探していました。

ハノイで日本人が多く住むエリアがあります。日本でいえば新宿駅周辺といった感じでしょうか。
家賃は平均10万円を超えるエリアなのですが、ひと部屋だけ5万円の物件がありました。

さっそく内見に行ってみると、それはきれいなマンションでした。
なんでこんなに安いのか。案内してくれた不動産屋さんに聞くと、

「う〜ん、ま、いってみましょう」と彼もよくわからない様子でした。

その部屋に入ると値段から予想していたよりもすごくきれいな部屋です。
しかし、なんだか違和感を感じます。

1ベッドルームで40平米はあるであろう一室はこのエリアだったら10万円を
越えてもおかしくない物件でした。

不動産屋さんも最初こそは不思議そうでしたが、腑に落ちた様子で
「あ!この部屋、窓がないから安いんですよ」と言いました。

確かにそうです。
なにか違和感を感じていたのはこの部屋に外窓がないからでした。

即決でした。寝るだけに変える部屋。快適だったら窓があろうがなかろうが、
どっちでも良い。その時はそう思いました。

半月後に入居をしましたが、入居の直後から悪いことが立て続けにおこりました。
・1ヶ月以上に渡る謎の微熱
・仕事での大きなトラブル
・恋人との不仲と別れ・・・

信じられないほど、悪いことが集中したのです。

そしてある夜。
私が寝ていると、寝苦しくて目覚めました。
気がつくと、体が動きません。

(金縛り!?)

人生ではじめての体験でした。
かろうじて目があきますが暗くて部屋の中は何も見えません。
いつの間にかまた眠りに落ちていました。

数日後、ふたたび金縛りにあいました。
しかし、それは前回とはまったく違う感じです。

ベトナムは熱帯地方にあるのですが、よるは冷房をつけて寝ています。
しかし、妙に部屋全体がむしっと、暑いのです。

なんだ・・・これ?私はかろうじて開く目で部屋を見渡しました。
前回同様暗くてなにも見えないはずですが、その時私はみてしまいました。

白い服を着て私の真横に立つ見知らぬ女性の姿を。
誰!!?思った瞬間。

「帰れ!!!」男のような低い声で叫び声がした瞬間、
朝になっていました。

夢・・・?体は汗でびっしょりです。

ある日、その時の話をふとしたきっかけで50代くらいの知り合いの
男性に話しました。

すると、「君の家、窓ついてる?」と聞きます。
「え?ついてないですけど、なんで分かるんですか?」
私はびっくりして聞き返しました。

ああ。やっぱり。という感じで知人は教えてくれました。
風水にある気の流れ。というものがあるのですが、家の中では悪い気は
窓から入って窓から出ていくんだそうです。

ですから窓の配置が悪かったりすると、家の中に悪い気が入り込んで
良くないことが起こったりするそうです。知人に勧められるがまま
私は窓がしっかりついている家にすぐに引っ越しました。

すると、謎の病気は直り、仕事はトラブルが嘘のように上手く回りはじめ、
彼女とは寄りが戻り結婚まで話が進みました。

あの日、私がみた白い服の女の人は私にこの家から出ていったほうがいいと
教えてくれたのでしょうか?

今でもその家はあるはずです。ベトナムのハノイに住む時には気をつけてください。

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